バトテニ河村アイドルな感じで、やってみたいと思います。
バトテニサイトさんにふらりと入って話読んでたら泣きました。ええ、畜生。
かっこいいんだよあっくん!!そして橘さんが素敵でした。
□■□
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
河村は己に支給された武器と食料をぼんやりと眺めながら思った。
合宿だと偽られ連れてこられた此処が何処なのか、日本内なのかすら解らず、河村は困惑する。辛うじて、周りは海に囲まれた小さな島だということは解った。
スーツを着た大人たちは言った。顔色の一つも変えずいとも簡単に言い退けた。今から君たちに、殺し合いをしてもらいます、と。一体何人の生徒がその意味をその場で正しく理解できたというのだろう。
かさり、と音がして意識を引き戻し、河村は身を震わせた。
「この周りには誰も居ないみたいだ」
相手が見回りに行っていた乾たちだと知り、河村は構えた拳銃を下ろした。青学レギュラー陣にこのゲームに乗る気はなく、皆で集まり項垂れていた。そう、ゲーム。あの大人たちはそう言った。殺し合いを、ゲームだと。人の命を奪う行為を子どもたちに押し付けて、笑いさえしたのだ。リセットもロードも出来ない、人生をかけた、ゲームだと。悔しくて涙が出る。誰も、まだ泣きはしなかったが。
「帰れるのは一人かぁ…」
ポツリと菊丸が呟くように言う。それに、越前が頷いた。
「俺は、生きる意思はないかにゃ…だって大石と帰れないんだったら、せめて二人で死にたいもん」
英二、と大石が菊丸を呼ぶ。優しい声音だった。
「俺も同じ想いだよ」
「俺は…河村を優勝者にしたい」
切り出したのは手塚だ。乾もそれに同意した。その発言に驚いたものは当人を除いて居ない。端から予想されていたことなのだろう。だが、河村は納得出来ずに声を荒げた。
「そんなの俺は嫌だよ!」
死にたくないとは思った。だが、他人を犠牲にしてまで生き残りたいかと問われたら考えてしまう。帰ってテニスがしたいと思った。だが、河村はどちらにしろテニスは辞めるつもりだったのだ、ならば将来がある選手が帰った方が良いに決まっている。それは河村ではないのだ。それに不二は酷く穏やかに笑った。
「僕たち、満場一致でタカさんが好きなんだ。だから、タカさんに帰って欲しい。僕たちのこと、忘れないでこんな惨劇、繰り返されないように」
だから、と乾が短銃をこめかみに構えて笑う。乾に配られたのは、自殺用の拳銃だったのだ。それを見た河村は、目を見開いて声にならない声を上げた。仲間の死を、直視できるわけがなかった。ダァン、と、音が響く。乾が倒れて、河村は呆然と涙を流した。乾は手を押さえて呻き声をあげる。拳銃を、撃ち落とされていた。
「あ…くつ…」
乾の後ろには険しい顔の亜久津が立っていた。ずかずかと進むと、河村を乱暴に抱き寄せる。そして手塚たちを睨み付けた。
「てめぇらは河村を壊すつもりか!?それにな、どうせ死ぬなら河村を守って死にやがれ、河村を生かしたいと思ってるのはテメェらだけで、周りは皆敵なんだよ!自己満で死ぬんじゃねぇ!!」
中途半端(ちょ